ある会社で起きた、こんな場面
『バックアップは取っています』。担当者のその言葉に社長は安心していた。ところがある日、誤って削除した重要フォルダを戻そうとすると、誰も復元方法を知らない。バックアップ先らしきNASはあるが、いつのデータまで戻せるのかも不明だった。保存されていることと、必要なときに戻せることは同じではない。社長は初めて“復元できるか”を確認する必要性を感じた。
※実在する特定企業の事例ではなく、よくあるご相談をもとに構成した想定シーンです。
OVERVIEW
この相談について
バックアップは「設定されている」ことと「戻せる」ことが別です。保存先が同じ機器にある、世代が足りない、対象フォルダが抜けている、誰も復元手順を知らないといった状態では、事故時に初めて問題が分かります。K氏は製品名ではなく、必要なデータを必要な時点まで戻せるかという観点で確認します。
SITUATION
こんな状態になっていませんか
- バックアップソフトは動いているが復元したことがない
- NASにバックアップしているがNAS自体の故障が心配
- Microsoft 365やクラウドだから自動的に安全だと思っている
- バックアップ対象が担当者しか分からない
- 復元に何時間かかるか想定していない
WHY
なぜこの状態が起きるのか
バックアップ設定を導入時の一回作業として扱い、その後のデータ増加や業務変更に合わせて見直していないことが原因です。保存成功の通知だけでは、業務復旧に必要な条件を満たしているか判断できません。
放置する前に確認
この状態を放置すると
復元できないバックアップは、事故が起きるまで問題が見えません。機器故障、誤削除、アカウント侵害などが発生した際に、必要データが対象外だった、世代が足りなかった、復元方法が分からなかったという事態を避ける必要があります。
CHECK
K氏が最初に確認すること
- 対象データ
- 保存先
- 世代
- 頻度
- 権限
- 復元手順
K氏ならどう判断するか
バックアップの有無ではなく、必要なデータを必要時間内に戻せるかで判断します。
SUPPORT
K氏が支援する内容
- 守るべきデータと優先順位の整理
- 保存先・頻度・世代・権限の確認
- 実際の復元手順と担当者の確認
- 小規模な復元テストの設計
- 不足しているバックアップ方針の改善
PROCESS
対応の流れ
- 01対象確認
- 02保存方式確認
- 03復元テスト
- 04改善
- 05記録
DELIVERABLES
想定する成果物
- バックアップ台帳
- 復元確認記録
BEFORE CONTACT
ご相談前に準備いただくもの
現在利用しているNAS、クラウド、バックアップサービス、対象データ、設定画面や契約情報があればご用意ください。仕組みが分からない場合は、その状態から確認します。
SELF CHECK
自社で確認から始めてもよいケース
対象データ、保存先、保持期間、復元手順が文書化され、定期的に復元確認まで行えている場合は社内運用を継続できます。
ASK K-SHI
K氏へ相談した方がよいケース
一度も復元したことがない、保存先が一つだけ、担当者しか設定を知らない、ランサムウェアや機器故障時の復旧に不安がある場合は、事故前に検証しておくべきです。
SCOPE
月額内/別料金の境界
確認・設計は月額範囲。大容量移行・新規基盤構築は別途。
月額契約は24時間365日の無制限作業サービスではありません。大規模な構築・移行・大量作業は、内容を確認したうえで個別にご案内します。
FAQ
この相談でよくある質問
バックアップソフトが正常表示なら十分ではありませんか?
正常に保存されたことと、必要データを期待した時点へ戻せることは別なので、復元手順まで確認します。
クラウドを使っていればバックアップは不要ですか?
サービスの保持・復旧機能と、自社が必要とする復元条件は別に確認する必要があります。
本番データを消さずに復元テストできますか?
環境に応じて別場所への復元など、安全な方法を検討します。
