ある会社で起きた、こんな場面
会議室のオンライン会議が頻繁に止まるため、総務責任者はネットワーク業者へ相談した。届いた見積にはアクセスポイント、ルーター、スイッチ交換など多くの機器が並び、金額は想像より高い。『これを全部替えれば本当に直るのか』と聞いても、社内に判断できる人はいない。速度の問題なのか、電波なのか、回線なのか。見積を見る前に原因を切り分ける必要があった。
※実在する特定企業の事例ではなく、よくあるご相談をもとに構成した想定シーンです。
OVERVIEW
この相談について
会社のWi-Fiが遅いと、アクセスポイントやルーターを交換すれば直るように見えます。しかし原因は、回線速度、電波干渉、設置位置、接続台数、古い端末、LAN側のボトルネックなど複数あります。K氏は機器購入を先に決めず、症状の出る場所・時間・端末を切り分けてから見積の妥当性を確認します。
SITUATION
こんな状態になっていませんか
- 会議室だけオンライン会議が途切れる
- 昼休みや夕方だけ極端に遅くなる
- 同じ場所でも端末によって速度が違う
- 業者から機器一式交換の見積が来た
- アクセスポイントの配置図が残っていない
WHY
なぜこの状態が起きるのか
Wi-Fiの不調は「電波が弱い」という一言では原因を決められません。利用人数が増えたのに旧設計のまま、APのチャンネルが競合している、インターネット回線自体が遅い、配線が100Mbpsで頭打ちなど、無線以外に原因があることもあります。
放置する前に確認
この状態を放置すると
この状態を放置すると、「会議室だけオンライン会議が途切れる」、「昼休みや夕方だけ極端に遅くなる」といった状態が固定化し、必要性や費用の妥当性を判断できないまま契約が進み、不要投資や移行時の手戻りにつながります。
CHECK
K氏が最初に確認すること
- 回線
- AP
- 端末数
- 設置位置
- 速度
- 見積仕様
K氏ならどう判断するか
Wi-Fiの遅さはAPだけが原因とは限りません。回線、干渉、配置、端末密度を切り分けます。
SUPPORT
K氏が支援する内容
- 発生場所・時間帯・端末別の症状整理
- 回線・LAN・Wi-Fiの切り分け
- アクセスポイント配置と接続密度の確認
- 業者見積の仕様・数量・前提条件の評価
- 改善案の優先順位付け
PROCESS
対応の流れ
- 状況確認
- 原因仮説
- 見積精査
- 改善案比較
DELIVERABLES
想定する成果物
- 評価メモ
- 改善優先順位
BEFORE CONTACT
ご相談前に準備いただくもの
業者の見積書、現在分かるネットワーク機器名、回線契約、特に困る場所や時間帯をお知らせください。構成図がなくても現状確認から始められます。
SELF CHECK
自社で確認から始めてもよいケース
特定PCだけ遅い場合は端末側の更新や再起動、全員が同時に遅い場合は回線速度測定など、症状を分けて記録するところまでは自社でも可能です。
ASK K-SHI
K氏へ相談した方がよいケース
複数フロア、30台以上の端末、複数AP、ゲストWi-Fi、VPNなどが絡む場合や、高額な設備更新を提案されている場合は全体構成を見て判断した方が安全です。
SCOPE
月額内/別料金の境界
第三者評価は月額範囲。現地測定・工事は別途。
月額契約は24時間365日の無制限作業サービスではありません。大規模な構築・移行・大量作業は、内容を確認したうえで個別にご案内します。
FAQ
この相談でよくある質問
現地調査なしでも見積を評価できますか?
仕様や数量の不自然さは書面でも確認できますが、電波状況や配線構成は現地確認が必要になる場合があります。
回線会社とWi-Fi業者のどちらが原因か分かりません。
その切り分けから行います。インターネット回線、ルーター、有線LAN、Wi-Fi、端末の順に範囲を狭めます。
新しい機器を販売してもらうサービスですか?
販売が目的ではありません。必要性と構成を先に判断し、必要なら適切なベンダーや機器選定へ進みます。